語学は難しいんじゃない、面倒くさいだけ。
最近、というか以前から思うことがあって。
語学を身につけるのって、難しいんじゃなくて単に面倒くさいだけなんじゃないかと。
よく言われることだけど、ネイティブは当然その国の言葉が話せるし、それだって別に勉強したらか話せるようになった訳じゃない。多少は学校で勉強するけど、ほとんどは生活の中で触れてきたから話せるようになっただけ。才能も努力も関係ない。
僕ら外国人がそれらの言語を話せるようになるには、勉強する必要があるけど、頭をひねって苦労しなければ理解できないようなものじゃない。
微分積分と100桁の足し算、どっちが難しいか。
多くの人が微分積分と答えると思う。
100桁の足し算は面倒くさいけど難しくは無い。
地道にやれば、いつかは答えが出る。
外国語の習得ってそれに近い。
文法って難しいというより、面倒くさい。
色々な理屈の上にそのルールが成り立っている訳じゃなく、これはこういうものだから、こういう決まりだからそう覚えてねっていうのが沢山あるだけ。
深入りすれば理屈はあるのだろうけど、理屈を覚えたところで期待するほど語学力は上がらない。日本語だって、なぜこういう仕組みなのか文法を説明しろと言われても、だってそういうものだからとしか答えられない。
そーいうもんなんだと覚えていろんな文章に触れていくうちに、それが当たり前になっていく。
そんな感じ。
基本的な文法のルールを覚えて、単語を覚えて、言い回しを覚える。
語学の勉強って、これだけ。
リスニングもスピーキングも繰り返しがものをいう世界。
公文式みたいに、ひたすら膨大な量の足し算をしていたら、いつの間にか暗算できるようになりましたっていうのと同じ。
そこには、掛け算も割り算も出てこない。
ただ面倒くさいだけ。
でも、身に付くにつれて面白くなっていく。