酔っ払っている時の方が英語が話せる理由。

以前、一度外国人と二人で飲みに行った事があって、その時に体験したことが不思議で、なぜだろうと思っていたのだけれど、その理由が解ったので伝えたいと思う。


不思議な体験というのは、


『酔っているときの方がスラスラと英語が話せた。』


というもの。


普通に考えたら、酔っ払っていたら頭が働かないから、しらふの時に比べて英語が話せなくなると思いますよね?でも、実際は酔ってからのほうが英語がスムーズに口から出てきた。

 

なぜだろう、眠っていた英語力が酒に刺激されたのかなとか、それとなく考えていたのだけど、理由が解った。



しらふの時に英語を話そうとすると、まず、いろんな日本語とか考えが頭に思い浮かぶ。で、それを英語でできる限り正しく伝えようとして、言葉に詰まる。つまり、思っている事と英語で表現できることのギャップを埋めようとするため、英語が口から出てこない。


でも、酒で酔っていると、脳が働いていないから、いろんなことを考えることができない。(思っている事と英語で表現できることのギャップが縮まる)

なおかつ、デリカシーも欠けているから、反射的に思ったことを口に出してしまう。


だから、英語が話せるようになったような感覚になる。



そういうカラクリ。



ま、スムーズに英会話をするという目的においては、酔っ払う事は効果があるかもしれない。


でもそれは英語力が上がっているという訳ではない。

ただ、何も考えていないだけ。


しらふの時にちゃんとコミュニケーションが取れることこそ実力がついたことの証明になる。



しらふの時でも、あまり考えすぎずに話すってのも、もちろん有効だとは思う。