間違っている英語なんてない。
日本人(に限らずかもだけど)は、どうも正解を求めたがる傾向にあるようだ。
受験勉強の影響なのか、日本人の個性なのか理由は定かではないけれども、〇×を付けたがる。
例えば、この本の表紙に書いてある例文。
× My job is an English teacher.
〇 I teach English.
下の例文の方がいいとのこと。
本文を読んでいないので、著者がどの程度下の文章を勧めているのか不明だけど、表紙を見る限り、下の例文を使いましょうと言っているように思える。
上の例文でも全然いいと思うんだけど。。
会話の流れ的に、
What do you do for a living?とかWhat’s your job?(仕事は何ですか?)
と聞かれての答えだと思うんだけど、全然上の例文で通じるでしょ。
素直な人は、上を思いついたけど下の方がいいのかな~なんて思って自信を無くすかもしれない。
仮に、I teach English.の方が答え方として自然だったとしても、上の例文は×ではなく△にすべきだと思う。
単語が違うとか明らかに間違っている英文は×だとしても、会話が成り立つ文を×にしてしまうところが、日本人が英語の習得に時間が掛かる理由の一つかもしれない。
〇の英文を作ることを意識するより、100点にこだわらない英文を量産できるようにしたほうが、結果的に短期間で英会話力は上がっていくと思う。