大人が楽しめない理由。
大人になると、子供の頃に比べて、世界に興味がなくなってくる事が多い。
何を見ても、何をやっても、そんなに楽しくないというか。
その理由について、ひとつの視点を考えた。
それは、
興味の対象が、‘世界’ではなく‘自分’になる
ことが理由ではないかと。
子供のころは、自分という存在をそこまで意識しないので(特に赤ちゃんとか)、見る物全てに興味がわく。
でも、大人になるにつれて、自分のフィルターを通して世界を見るようになる。
それは、今までの経験とか自分が接してきた物事が無意識にフィルターになっていたり、自分と世界(外界)との距離感ばかり気にしたり。
そして、そのフィルターのきめが細かすぎると、楽しいと思うものが少なくなる。
よく、天才は子供っぽい人が多いと言われる。
それは、興味の対象が自分以上に世界に向いているということ。
だから、アインシュタインはあんな髪型。
あれは、見た目に興味がないんじゃなくて、自分に興味がない。
自分に興味がないほうが、人生楽しめるかもしれない。
自分を見つめたところで、自分の中にあるものなんて限られている訳だから、面白さは続かない。
自分の枠を決めてしまい、自分の枠の中に入るものにしか興味がわかない。
枠を取っ払ったら、それはそれで大変だと思うけど、少しフィルターの目を荒く大きくしてみるのも子供化、つまり世界を楽しむための第一歩かと思う。